「質的研究のためのインター・ビュー」を初学者が呼んだ感想

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こんばんは、keyです

 

前回に引き続き、今回も書評です

今回の書評も質的研究に関する書籍ですー

 

タイトルは

質的研究のための「インター・ビュー」

でっす!!

 

ちなみにこれは前回読んだ本と同じシリーズで2番目になります

前回の本はシリーズ1番目です

前回読んだ本は「質的研究のデザイン」でした

 

green-house.hatenablog.com

 

 

 読んだ経緯

「質的研究のデザイン」を読んだときの経緯を引用すると、

 

僕自身のバックグラウンドは工学、もっと言えばロボット系です

 

しかし現在行っている研究において社会調査における質的研究を学ぶ必要が出てきました

なので最近は社会科学に関する本を読んでいます

 

質的研究の勉強中ってことですね

扱うデータの種類が量的データから質的データに変わったので戸惑っております。。。

 

その勉強の一環として「質的研究のデザイン」を読みました

 

はい、これの引き続きって感じです

 

社会調査に関する質的研究のお勉強中です!

 

 

でね、実際今度1ヶ月ぐらいかけて現地調査をするわけですよ

質的研究の方法はいろいろあります

その中で今回のメインの調査法としてインタビューに決定しました!

 

 

「インタビューってくそカンタンやんけ!むしろ研究の方法としてどうなん?」
って思った方(かつての自分)

質的研究されてるいろんな方々にぶん殴られますよ!

めちゃ奥深いから!!!

 

 

目次

1章 インタビュー調査ことはじめ

2章 インタビュー実践の認識論に関わる問題

3章 インタビュー実践の倫理的問題

4章 インタビュー調査を計画する

5章 インタビューを実施する

6章 インタビューの多様なかたち

7章 インタビューの質

8章 インタビューを文字に起こす

9章 インタビューを分析する

10章 インタビューから得られた知の妥当化と一般化

11章 インタビューの知を報告する

12章 インタビューの質のさらなる向上にむけて

 

 

内容&感想

読むのしんどい

前回同様、読むのしんどかった~~~!笑 

前回の難しさは、翻訳による言い回しのわかりにくさと、専門性が原因でした

 

でも今回は少し翻訳が普段読む日本語に馴染んだ感じだったので少し読みやすかったかも!

専門性の高さはやっぱり難しかったけどね

 

なので今回も読書ノートを書きながらって感じ

 

green-house.hatenablog.com

 読書ノートって、復習に関する効果に目が行きがち

でも書く時のインプットの吸収率の効果もすごく重要!

自分の言葉、形でまとめていくから分解→再構築→構造化っていう流れが必須

わかった気になるんじゃくて、わかってないと書けない

無意識に「理解しなければ!」って意識付けできるのが良い点です!

 

 

 

本書の話に戻りまして。。。

心理学とか社会学を学部時代に講義として受講してる人は少し理解しやすいと思います(僕は工学部なので受講してない)

専門用語がたくさんでてくるんだけど心理学とか社会学とかそのへんの言葉が多い!

 

 

また、哲学的認識論が背景としてちょくちょく出てきます

もう自分で解釈しながら噛み砕くのに必死!

まさに勉強というか修行って感じでした

 

もちろん初学者向けなのでまったく読めないわけじゃないです

頑張ればちゃんと理解できる内容です

理解しようという姿勢は必要だけどね!って感じでした

 

 

インタビューの入門者向け

本書も前回呼んだ「質的研究のデザイン」と同じく、読者層のメインは初心者です

質的研究に用いられるインタビューについてびっしり書かれています

 

よく「インタビューだけでこんなに書けるな!」って最初思ってました

 

読み終わった感想は、「すみません、理解するにはこんだけ必要でしたありがとうございます」って感じ

 

 

軽い気持ちで研究の方法としてインタビューを用いるつもりの人は、まずコレを読んでからにしようぜ!

 

 

読んだ感想としては、井の中の蛙じゃないけど、知らないことが多すぎると知った気になるっていう経験を目の当たりにした感じ

 

 

研究全体としてインタビュー前後のフォローもされている

本書の内容のメインはインタビューです

でもインタビューの考え方や方法論だけが載ってるわけじゃないです

 

テーマ設定→研究デザイン→インタビュー実施→文字起こし→検証→報告

というような質的研究の全体の流れに触れています

 

初学者としては全体像が見えるほうが理解しやすいし、今全体の中でどこを学習しているのかというのがわかるほうが身につきやすいと感じました

 

その意味ではすごく本として構成がわかりやすかったです

 

 

インタビューについて

「インタビューとはなんぞや」って聞かれて、奥深さを知った今きちんと応えられる自信はありません

 

一言の定義で引用すると、

調査インタビューとは、インタビュアーとインタビュイーの間の相互行為(インター・アクション)のなかで知識が作られる営みであり、まなざし/見解の間で生じるもの(インター・ビュー)なのである」

ということです

 

インタビュイーによる世界を何かしらの方法、アプローチによって描写(変換)し、現象の意味を解釈するって感じです

何かしらの方法っていうのはインタビューなんですけど、その中でも方法論がめちゃくちゃあることを知りました

 

インタビューによる行為自体を情報収集(鉱夫のメタファー)と捉えるか、知の構成(旅人のメタファー)と捉えるかという話がすごく頭に残ってます

 

 

量的データの話はすごく馴染んだ話でわかりやすいです

しかし質的研究が対象にしている質的データは馴染みがなくてまだ違和感がありますね

 

質的研究の妥当性、信頼性、一般化の話はすごくわかりやすかったです

数字ではなく文字を相手にして、妥当性とか信頼性をどう読者に認めさせるのかっていう部分は僕としては本当に新しい視点でした

 

 

インタビューについて詳しく知りたい方は本書をお買い求めください!

 

 

読みやすくしてくれるポイント

前回も読みやすくしてくれるポイントがあります

前回と同じシリーズなんで当たり前っちゃ当たり前ですけどね

ここの内容もある程度前回の書評から抜粋ということで

 

章の初めには「この章の目標」、章の終わりには「まとめ」と「キーポイント」が書かれています

 

章を読んでて難しくてマジで無理!ってなった人はページを飛ばして「まとめ」と「キーポイント」を読んで次の章に行ってもいいかもしれません

 

 

もう一つの工夫として、本書の最後に用語集が載せられています

質的研究に関する専門用語ってバカにならないくらい結構あります

これがめちゃくちゃ助かりました!

わざわざググらなくて済みましたから

 

 

僕はどうせ精読するということで、だんだん最後のまとめとキーポイントは読まなくなっていきました

今後いつか一気に復習したいときは読書ノートとともに、最後のキーポイントとまとめをざーっと見ていくとおもいます

 

 

まとめ

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もともと質的研究に関わるようになってたから調査法としてのインタビューに関して少しばかりは知識がありました

本書を読んで唖然というか

知らなかったことのなんと多いことか、って感じでした!

質的研究の勉強をはじめて数ヶ月の若造が何いってんのって感じですが

 

 

「質的研究」という新たなテーマを勉強していく中ですごく多くの視点を手に入れた感じがします

特に物事に対する解釈の仕方にすごく敏感になりました!

 

僕は工学を学んできて、ずっと数字を相手にしてきました

「世の中を科学的に解明し、物事を検証するには数字!」っていう考え方でした

しかし最近の質的研究の勉強を通して、まるっきり覆された気持ちです!

 

僕たちは会話社会で過ごしています

会話、文字、人の内面、人とのつながりなどを通して人間社会は形成されています

そういう意味では早い段階で質的研究に触れられてよかったです

 

最終的に僕が落ち着くところは工学です

「人」を意識したデザイン思考のアプローチも学んでいるところです

うまく質的研究と化学反応を起こしてくれないかな~

 

 

 

なんか終わり方わからんくなってきた

 

総評すると、社会学、面白いけど、難しいなぁ~~~~って感じ!

 

 

 

おわりっ